どうもPrivate　Gym 88 代表の馬場です。

今回はパーソナルトレーナーが年収を上げるためにやるべき事やポイントをお教えします。
皆さん今からパーソナルトレーナーになりたい方や、資格の勉強をしている方には参考になると思います。
私はトレーナー歴11年目になりました。私が感じたことや体験した事からどうすればパーソナルトレーナーの年収を上げられるかを具体的に解説していきます。

このフィットネス業界、パーソナルトレーナー業界は表に出ない場合が多いですので一般の方も興味がある内容だと思いますので、パーソナルトレーナー業界の仕組みやどのようなお金の稼ぎ方になっているのかを説明していきます。

それでは行ってみましょう！

パーソナルトレーナーが年収を上げる為のポイント

まず初めにパーソナルトレーナーはいくらぐらい稼いでいるのか？あくまで経験測ですので一概には言えませんが、私の見たり聞いたりした平均的な年収を書いていきます。
この年収は働き方や報酬の比率によって違いますが、働き方で言えば会社員で企業に勤めているパーソナルトレーナーと個人事業主としてフリーランスで働いているかの2つのパターンが存在しますのでその年収をお教えします。

会社員の場合

会社員のパーソナルトレーナーは社員枠で採用されることが多く、初任給は20万ぐらいですので年収240万ぐらいだと思います。低いところでは初任給15万円が相場です。
しかし、福利厚生、保険等が完備されているところが多く待遇面は申し分ないと思います。平均的なサラリーマンよりも低いですがトレーナーはトレーニングが好きな人が多く、好きな事を仕事に出来る喜びを感じている人が多いと思います。

個人事業主の場合

個人事業主（フリーランス）のパーソナルトレーナーは、本当にピンキリです。しかし、テレビなどでたまに出てくる凄腕トレーナーや売れっ子トレーナーが年収1.000万といっているのは自己申告なのであてになりません。現実的に考えて年収800万ぐらいが最高年収だと思います。これは個人1人のセッション数には限界があるからです。あとは業務委託ですので自分の取り分は売り上げの6～7割しか入りません。したがって、トレーナー業だけで売り上げが1.600万以上ないと年収1.000万にはならない計算になります。

年収を上げるには？

ここからは会社員、フリーランスのパーソナルトレーナーが年収を上げる為のポイントを書いていきます。会社員の方は会社のルールに従う必要が出てきますが、私も会社員時代がありますのでその中で出来る事をお伝えしていきます。フリーランスの方は実際に私がやっていた方法やポイントを書いていきます。

会社員の年収アップ

指名を取る（インセンティブ）

会社員の方は基本給と別にインセンティブが発生する個人指名をなるべくたくさん取りましょう。基本的にはどのパーソナルトレーナーも大体指名が入る傾向にありますのでその数を増やすような接客、指導を行って行きましょう。自分の持っている知識や経験を伝える事が大切で個人的に気に入ってもらえるようにすると、指名を獲得しやすくなってきます。また正直な話ルックスも1つの要素として考えられますので、引き締まった身体やしっかりとした身体づくりを継続的に行う事も重要です。

新サービスの提案

なかなか新卒の若い方は難しいと思いますが、ある程度指名が取れてくると社内でも信用が増していきます。新サービスの提案は会社のシステムの根本的な改変ではなく、あくまでオプションサービスの提案という位置づけで企業の売り上げアップのサービスやアイディアを提案してみましょう。
例えば私は会社員時代に、パーソナルストレッチ、マンツーマンマッサージなどのオプションを会社に提案したことがあります。採用不採用関係無しに、売り上げアップと顧客満足度の向上という点で上司に提案しました。
結果的には不採用となりましたが、提案してよかったと感じました。社員のやる気は提案の数に比例すると思っていますので私なりに頑張ってきたつもりです。

物販（サプリメント）を売る

会社員のパーソナルトレーナーができる年収アップの方法の最後は、物販を頑張る事です。会社員のパーソナルトレーナーは出勤するだけで給料がもらえるので、モチベーション低下が避けられません。特に売り上げアップの施策や頑張りは給料には反映されない事がほとんどです。しかし、年収を上げるという観点からみると店の売り上げが上がらないと年収なんて上がる訳がありません。

しかし、多くのパーソナルトレーナーは物販が苦手です。ただパーソナルジムに通う方は効果的なサプリメントや商品があれば欲しいという方が多く通っています。
そこで、サプリメントなどを適切なタイミングで提案できれば確実に売り上げアップにつながります。指名を持っている会社員のパーソナルトレーナーはどんどん物販も売れると思いますので、積極的に提案するともしかしたら年収を上げるっ事も可能かもしれません。

フリーランスの年収アップ

紹介につながる接客

個人のパーソナルトレーナーは集客、宣伝、実務とすべて1人で行わなければなりません。特に集客に関しては困難を極める方が多くそこで業界から去って行く人を何人も見てきました。
業務委託でスポーツクラブ等で入っているパーソナルトレーナーは現場にいる事が少なく、お客さんの目に触れる機会もアルバイトよりも少ないです。顔なじみのトレーナーから教えてもらいたいお客様の方が圧倒的に多くいますのでその点も難しくなってきます。
ですのでフリーランスの方は紹介などで、増やして行くしか方法はありません。
今担当しているクライアントさんの結果を出してあげることが紹介につながる重要ポイントです。紹介でクライアントさんが増えてくると比較的単価の設定も上げる事も、可能になってきますので稼ぎやすくなってきます。
オススメは食事に行ったり、運動場所や指導内容を定期的に変えてあげるなども行うと特別感が出ていいと思います。

物販を強化する

これは会社員のパーソナルトレーナーも同じですが、物販に関して売り上げを伸ばせない方が多いのがパーソナル業界です。特にプロテインなどは提案すれば売れるのに、そのチャンスを逃している方が多くいます。
フリーランスの方は個人事業主ですので、売り上げを上げる事が最優先事項です。その中で物販に占める割合が低いと年収アップは見込めません。価格設定は高単価でもクライアント数が少ないと大体月10万ほどの稼ぎになってしまうのが大半です。
自分自体が商品として売り出すにはあまりにも不安定な収入になりますので、確実に売り上げアップが見込める商品の提案に注力するべきです。
プロテインやサプリメント、マッサージ器具や整体オプションなども有効です。フリーランスについているクライアントは高収入で生活に余裕がある方が多いですので、勧められたら購入してくれる人が多いと感じます。
この物販の売り上げこそが収入アップの重要ポイントだと言っても過言ではありません。

私もお店を開業する前は、ほとんどのクライアントさんに商品の提案を行ってきました。展示会などに足を運び自分で良いと思う商品を提案することで、顧客満足度向上と売り上げアップにつながると思っていますので積極的に商品をすすめるべきです。

店舗を開業する

パーソナルトレーナーが年収を上げる方法として最も効果的なのは開業する事です。
実は私も開業する前は、固定費が掛かる店舗運営には否定的でした。しかし、店舗運営は一番結果的には年収アップにつながっています。
具体的には店舗をやる前の私の年収は200万ぐらいでした、しかし店舗を構えてからは800万以上になりました。1年で約4倍にまでなりました。このことからも分かるようにリスクリターンが大きく店舗を構えると、それだけ年収がアップするという事実が判明しました。
もちろん私のように年収アップに成功した人もいれば、開業したけど売り上げが上がらず潰れてしまう店舗も多々あります。
しかし、会社ルールや規則に縛られることなくスピード感をもって動けるという利点を最大限に活用することで、売り上げを伸ばすことに成功しました。
開業時の細かい注意点などはまた別の記事に書いていくつもりですが、リスクを取って開業してよかったと思います。

まとめ

今回はパーソナルトレーナーが年収を上下る為のポイントを会社員、個人事業主別にご紹介させて頂きました。
このパーソナルトレーニング業界というのは、外から見れば高収入な業界に見えるかもしれませんが決してそうではなく、大半の方が転職や就職をして業界から去っていくというのが現状です。
30前後で将来に不安を感じて辞めていってしまう方がほとんどです。しかし、その中でも信念をもって活動しているパーソナルトレーナーもいますので、そういった方は年収という壁を打ち破れると思います。
今回の記事が今後のパーソナルトレーナー業界の参考になれば幸いです。

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