パーソナルジム開業の手順その1(資金調達編)
どうもPrivate Gym88代表の馬場です。
今回はパーソナルジム、パーソナルトレーナーが開業してお店をオープンさせるまでにどのようにして資金を調達していくのか?
また私がどのようにしてパーソナルジムをオープンさせたか?について書いていきます。
特にこれからパーソナルジムを開業したい方や、パーソナルトレーナーとして独立して自分のお店を出したい方などの参考になればと思います。
開業資金はどうするの?
1.銀行からの融資
一番に皆さんがお金を借りようとするときに思い付くのが銀行融資ですよね?
世の中には「お金余りだお金余りだ」という言葉を聞いた事ありませんか?これは実は不景気で経済が落ち込んでいる時には、お金自体は銀行や政府が持っているという事を表す言葉です。
お金は銀行が持っているから融資を気軽に申し込みすると門前払いを受けます。
簡単に審査に通り、融資を受けられるのは過去にその銀行と取引実績がありなおかつ返済が完全に行ってもらえるといった方のみにしか基本的には銀行は取り合ってくれません。
お金を貸す側なので当然ですよね?
あなたの周りのお金持ちや社長さんたちは銀行からの信頼があり実績もありますので、融資は通りやすいです。ですのでパーソナルトレーナーが開業資金の融資は銀行はほぼ貸してくれないと思って間違いないでしょう。
特にすでに独立していて確定申告で何期か赤字を計上してしまうと99%融資は無理でしょう。私がこのパターンですので銀行融資はすぐには無理だと思っています。
特に売り上げ規模が低いと融資額も少なくなり、開業資金にはならない金額しか借りれないと思います。
2.日本政策公庫
日本政策金融公庫からの融資です。
この機関は国が運営している機関で、創業や開業したての方に向けた融資も枠が多く用意されているところです。
創業者支援融資などや女性のスタートアップなどに融資する枠も多く存在しています。
金利も銀行融資よりも低く設定されている事が多く、低金利で融資を受ける事が可能になります。また、国が運営している事でコロナや地震災害などで事業が上手くいかなくなった人への融資があるのも特徴です。
相談窓口もあり融資の相談や事業計画書の書き方や、事業内容についてのセミナーなども開催していて融資を受けたい人にはもってこいの機関です。
私も2020年にコロナで収入が落ちたときに融資を受けました。融資関連で1番大事だと感じた点は創業間もない方が実績が無い分、売り上げの見込みが分からないので融資枠が低いですが融資を受けやすくなると感じます。
以外かもしれませんが、売り上げ規模が分かってしまうと逆に融資枠が低くなってしまうかもしないという事です。銀行融資では実績が重視されますが、この機関は事業内容、事業計画書や面接などがしっかりと行えれば銀行融資よりもハードルが低く借りやすいかもしれません。
3.商工会議所
日本商工会議所という機関でも融資が受けられます。あまりなじみがないかもしれませんが、小さな町にも商工会議所はあり全国で515の拠点を持つ機関です。
ここでは中小企業の融資や支援、また銀行や日本政策金融公庫の連携を行っており融資の際に商工会議所の認定を受けると融資が通りやすくなるといった事があります。
創業や開業支援に対する融資や、各金融機関の紹介や斡旋なども行っています。
市や県規模は商工会議所、町などの小さな規模は商工会という2つに分かれます。それぞれ少し違った活動をしており開業を行う地域によっても管轄が違ってくるという特徴があります。
また、商工会議所の会員になる必要があり地域によって差はありますが会費として年間1万円ほどかかってきます。
融資以外にも確定申告の書き方なども教えてくれますので会員以外でも、開業の相談などは常に行っている機関になります。
特に商工会会員向けに経営相談を受けてくれて融資に必要な事業計画書も一緒に作ってくれたりと、開業のサポートをしてくれますので是非活用すると良いでしょう。
商工会からの継続的な経営相談を受けている会社として認定されると、銀行や日本政策金融公庫からの特別融資枠を受けられるといった事も可能になり融資の確率が非常に高くなってくるのでオススメです。
4.個人からの融資
パーソナルトレーナーとして働いていると、1人か2人はクライアントさんからジム開業の話を持ちかける事もあるでしょう。
いわゆるお客さんから融資してもらう方法です。
この方法はあなたを信頼しての話だと思いますが、個人的にはあまりおすすめはしません。
特にお金の話は個人間ではトラブルになりやすく、また事業計画がはっきりしていないトレーナーは借りない方が良いでしょう。
金融機関を納得させるほどの事業計画書や売り上げが、あれば個人から融資してもらう事は可能でしょうが後の事を考えると経営が悪化した時には最悪裁判沙汰になってしまう事も容易に考えられます。
事業資金や開業資金が今すぐ必要なのはわかりますが、計画性もなくお金を個人から借りることは自分の首を絞める事になり自分の事業に集中出来なくなります。
ですのでこの方法はあまりオススメ出来ません。
5.クラウドファンディング
このあたりから私の実体験も交えて説明していきます。
開業資金をクラウドファンディングで集める方法です。この方法で筋トレYouTuberの人や有名人はお金を集めることが可能です。
しかし、はっきり言ってこの方法でパーソナルジム開業はほとんど集まりません。
私の経験から日本にはまだアイデアにお金を出してくれる人は少なく、結局はネットやテレビでの知名度が金額に比例します。クラウドファンディングのサイトを見てみたりSNSなどで集まっている金額を見て、私も過去に2回クラウドファンディンを行いましたが10万円も集まりませんでした。
認知の為に行うといった割り切って募集するならわかりますが、100万円以上になってくるとほぼ一般人では不可能でしょう。
実は資金調達で一番難しいのがこのクラウドファンディングだと思います。
YouTube、SNSなどで10万人規模のフォロワーがいれば余裕で資金調達は可能ですが、そこまで行くまでに大半の人はあきらめてしまうのでこの方法での資金調達は現実的ではありません。
6.ベンチャーキャピタル
VC(ベンチャーキャピタル)から融資というよりも出資してもらうやり方です。
簡単にいうと投資会社からの投資を受けるという事です。
日本には特に東京にはVCが存在しており、ピッチ大会(ビジネス発表会)なども開催されておりそこでプレゼンを行い、出資してもらうという資金調達の方法です。
しかし、この投資会社は基本的には上場した時の出資先の株を売るという方法で成り立っています。ですので出資先は株式市場に上場する規模のアイデアやサービスにしか出資しません。
ましてや1店舗のみの開業など眼中に無いので話にもならないと思います。特に店舗系のビジネスに投資することはまれで、ほとんどの出資先はネット系のサービスや商品開発などにしか出資しません。
世界向けのネットサービスやシステムにはVCは出資しますが、店舗ビジネスにはほとんど期待していないのが現実です。
しかし、あなたが本気でパーソナルジム開業したいのであれば新しい価値やイノベーションを起こすという情熱やプランがあれば発表してみるのも面白いかもしれません。
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