福岡市城南区鳥飼のパーソナルトレーニングジムPrivate Gym 88代表の馬場です。
皆さん筋トレやると競技が下手になったり、身体をうまく使えなくなったり怪我をしてしまうと思っていませんか?
アスリートが筋トレを行う上で、運動連鎖を理解していないともしかしたらそのような事が起こる可能性もあります。
それは、運動連鎖といって選択しているエクササイズの種類に依存すると言われています。
運動連鎖の種類は大きく分けて2つあり、OKC(開放性運動連鎖)とCKC(閉鎖性運動連鎖)に分けられます。
動ける身体を作るには、CKC(閉鎖性運動連鎖)が重要です。
その仕組みと両者の違いなどを解説していきます。 ※運動連鎖(Kinetic Chain)
動ける身体を作るには、筋トレの運動連鎖を理解しよう!!
2つの運動連鎖(OKC,CKC)
開放性運動連鎖 OKC
開放性運動連鎖とは、理学療法やリハビリでよく使われる言葉です。
この運動の特徴は、身体の手足が動く運動の事です。例、ダンベルカール、レッグカール、ベンチプレス等
主に身体を固定した状態で行う運動で、特定の筋肉だけを鍛えるのに有効です。怪我の心配が少なくフォームの繰り返しが容易に行える点も、この運動の特徴です。
閉鎖性運動連鎖 CKC
閉鎖性運動連鎖は、その名の通り手足が固定されており自分の身体が動いていく運動です。
例えば、スクワット、プッシュアップ、チンニング(懸垂)等のように手足だけの運動ではなく身体全体を使うエクササイズが多いのが特徴です。
動きが複雑なのでフォームの安定が難しく、熟練者に見てもらう必要があります。
【動ける】とは一体何なのか?
ここで動けるの定義について簡単に似説明します。
動きに中での、敏捷性、俊敏性、再現性、筋持久力、バランスが動けるの定義です。
動けるとは、素早く反応して状況判断をして身体をコントロールすることにあります。身体の位置や頭の位置、速度や傾きを瞬時に判断し動くの中で再現していく能力が高いほど、良いパフォーマンスを発揮します。
よく言われる、体幹や軸がぶれないという言葉も動ける身体の1つの条件です。
動ける身体に必要な神経と器官
体性神経と自律神経
運動神経という言葉は1度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
この運動神経は、体性神経という神経によって支配されています。視神経(目の神経)などと大きく関わり視覚情報からフィードバックを得て、脳に指令を送り筋肉を動かしています。
感覚神経という神経も遠心性と求心性が、あり運動神経を構成しています。
筋紡錘とゴルジ腱器官
神経と別に筋肉内や腱には、それぞれ器官があり筋肉の長さや張力や速度を感知するセンサーの役割をしています。
この筋紡錘があることによって、筋肉の長さから適切な張力を選んだり伸ばされるスピードを感知して逆に筋肉を縮めることにより動きが作り出されます。
機能性や競技能力向上のトレーニングに、プライオメトリクスというものがありますがデプスジャンプなどが有名です。
少し高い台の上からジャンプしすぐさま地面で切り返して、もう1度素早くジャンプするトレーニングです。これは筋紡錘の働きを利用したもので、伸ばされると縮むという筋肉の特性から(伸張反射)生まれたトレーニングです。
ゴルジ腱器官は腱に存在し腱が伸ばされ過ぎないように、筋肉を緩める働きがあります。
動ける身体はCKC(閉鎖性運動連鎖)
CKC(閉鎖性運動連鎖)のトレーニングには、手足の固定や安定する能力が求められます。
また自分の体重を筋力やバランスで支える事が必要になってきて、これは多くの筋肉を使います。
スポーツ動作では、相手やボールの位置を正確に判断し身体を動かす必要がありこれには高度な神経支配とそれに伴った筋肉の動きが求められます。
CKC(閉鎖性運動連鎖)のトレーニングは、バランスや全身を協調させて使う事が出来るために運動動作の改善や強化に適したトレーニングが行えます。
スクワットやプッシュアップは、レッグプレスやベンチプレスよりも高度に身体をコントロール必要があり視覚からの情報も多く入ってきます。
このことがより身体を機能的に動かせる能力を鍛えることが出来ます。
OKC(開放性運動連鎖)を行うメリットもあります。身体の弱い筋力を強化することで、動きの安定性が出る場合もあります。
まとめ
筋トレばかりしていると、動けなくという原因はOKC(開放性運動連鎖)ばかりやっていると動作は単調になり身体の協調性が下がってしまう事に要因はあるのかもしれません。
運動連鎖の観点から動ける身体を作りたいという方は、CKC(閉鎖性運動連鎖)のトレーニングを多く取り入れたり、よりバランス能力を求められるエクササイズを選択することで機能的で動ける身体を手に入れられるでしょう。
福岡市城南区鳥飼Private Gym 88
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